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「おうちがほしい!」と思ったら、まずはモデルハウスへ行ってみましょう。
とはいえ、多くの方のご意見を聞くと、「モデルハウスに行くとしつこく営業されそう」「そこまで本格的に考えていないのに行くのもなぁ」など、ハードルが高いと感じている方が多いようです。
ここでは、モデルハウス見学のメリットと、どうせ行くなら「ここを押さえるべき!」というポイントをお話しします。
モデルハウスを見学する最大のメリットは、住宅内の間取りや広さ、設備関係などを見て触って体感できること。
例えば間取り、床・壁のカラーや質感、ドアや窓の開閉、などは実際に見て触ってみないとわからない部分がたくさんあり、なんかイメージと違った!!なんてことも。
特にお部屋や通路の広さや動線、日当たりなどは、中に入ってみないと実感することができません。
モデルハウスをいくつか見ることで、自分の建てたい家が具体的にイメージできるようになりますね。日当たりも大事ですが、わざと雨の日に行ってみる、なんていうのもアリです。例えば玄関先の雨の当たり具合なんかも確認できます。
また、モデルハウスの見学に行くことで、住宅ローンなどの返済計画について相談することもできます。不安に思うことや疑問・質問は住宅のプロに相談してみましょう。
しっかりと見学するとなると、座ったり、かがんだり、意外に動き回ることが多いので、動きやすい服装が一番です。靴もすぐに脱げるものがいいですね。
モデルハウスではスタッフがいろいろと説明してくれます。筆記用具やメモ帳は必ず持って行って、大事なポイントはしっかりメモしておきましょう。さらに、寸法を測るメジャーや気になった場所を撮影するためにスマホやカメラ、もらったパンフレットなどを入れるクリアフォルダーがあると便利です。
総合展示場は、最新の家が集まっていて見学にはとても便利な場所。せっかく来たのだからと欲張って1日で何棟も回ろうとしがちです。しかし、見学も結構エネルギーを使いますので、途中から雑な見学になってしまうよりは、1日に1棟か2棟を時間をかけて、ゆっくりしっかり見ることをオススメします。そのために、前もってホームぺージなどで気になるハウスメーカーを絞っておくとよいですね。
最近では、感染症拡大防止のため、事前予約制、時間ごとの完全入替制をとっているメーカーがほとんど。また総合展示場よりも、他の見学者とバッティングせず、ゆっくり見れる、ハウスメーカー単独のモデルハウスに行く方も増えています。
玄関へのアプローチや階段の高さ、バリアフリーになっているか、または将来的にバリアフリー対応できるかなども確認しておきましょう。また、靴箱を置くスペースやシューズインクローゼットの広さは十分か、確認しておきましょう。
モデルハウスのリビングにはソファーやテーブルなどオシャレな家具が設置されています。実際に暮らす場合の参考になりますからしっかり見ておきたいですが、家具ばかりに気をとられることなく、そのサイズや家具の間の距離などもしっかりメジャーで測っておきましょう。また、ソフーに腰掛けたり、床に座ってみたりして視点を変えて、部屋がどう見えるのかも確認しておきましょう。
実際にシンクやレンジの前に立って、高さや使い勝手をチェックしましょう。メジャーで高さを測って、数字で確認しておくと、家を建てる時に役立ちます。また、実際に家事をしている想定で動線を確認し、その距離感を自分の身体で確認することも大事です。
なお、キッチンはオプションが多い場所です。気に入った設備が標準設置なのかオプションなのかスタッフにしっかり確認しておきましょう。
床材は次々と新素材が出てきています。裸足になって足触りを確認しておくのもいいかもしれませんし、浴槽にも入ってみて広さを確認しましょう。その際には、浴槽の高さも要チェック。また、湿気対策がどうなっているのかもポイントです。スタッフにぜひ聞いておきましょう。
蹴上と踏み面のバランスをチェック。高齢になると高過ぎる蹴上は昇り降りがつらくなります。数十年後の自分をイメージして確認しておきましょう。また、手すりがついてない場合は、将来的に設置できる幅があるかどうかも要チェックです。
収納は多いほうがありがたいですが、収納でスペースを取りすぎるのも考えもの。どこに収納があると便利なのか、その家での生活をイメージして確認しておきましょう。
自分と自分の家族にとってピッタリな住まいはどのような家か、なんて初めから分かる方はいません。モデルハウスを見学し、これはすごく良い、これは嫌だな、など、徐々に具体的なイメージが湧いてくるものです。
数年後、数十年後の家族のカタチを想定して、満足のいく家づくりを。